駅近く、MAC(Midori Art Center)も隣接してます。
朝一で、空間実験室へ。
全国的に有名な空間実験室。三年前に来た時からはす向かいに移動。
色々と興味深い空間実験室だけど、なにより面白いのは、絶えず空間が変わり続けていること。
さすが、建築家が関わっているいる空間だけあり、一度完成させたのに、一階と二階を入れ替えたり、天窓が欲しいと思ったら、
天井を壊してつくったり。
未だに変化しているから、今、もし自分が初めて関わったとしても、「何かここに関われるのでは」という気にさせる。
出来上がりすぎた空間は、利用法が限定されていき、活動も限定していく。
そんなことを考えさせられる、すばらしい場所だった。
その後は、tecoのみなさんのアテンドで旅をしめくくった。
tecoの方々、本当にありがとうございました。

まず、青森市の旧王余魚沢小学校を訪問。
ここは去年、映像のワークショップを行った場所。
とてもなつかしい。
山間部の学校という場の活用仕方が面白い。
廃校に事務所というだけでなく、個人的な楽しみの視点を含んだ廃校利用とプログラムがおもしろい。
願わくば長く続いてほしいものだ。
その後、八戸へ。
八戸は今「はっち」という施設を建設中
そのはっちオープンに向けての企画『八戸の棚 REMIX!!!!!!!!』(構想/演出:アサダワタル)を見に行く。

いやー、八戸の棚は青森の旅の中で、個人的に一番感動した。
アサダワタルのプロジェクトの構築の仕方がすばらしい!!
空き店舗のスペースを利用した八戸の棚。
まず、入口にスーパーファミコン!!
「マリオカート」「ぷよぷよ」などを自由に遊べるようにしている。
その横には、地元の古い写真が沢山。

この入口の配置の仕方には感動した。
若者から、地域のお年寄りまで、まず、足を止めてしまう。
なのに、覗き込む中の空間は、家具がおもしろく積み上げられカオスな状態。
この入口はわかりやすいのに、中はカオス。
中の空間では日々、色々なイベントをしているらしい。
トークショーや料理教室、ワークショップ。
その空間も八戸市内で放出された廃家具を集めて空間構成している。
料理教室の仕方も面白い。
料理教室と言ってはいるが、普通の料理教室のように決まった手順を教えるのでない。
まず、自由に買い出しにいくところから始めて、その後の料理教室は集まった人とモノで変化していく。
アサダワタルの企画のすばらしいなーって所は、「入口」はわかりやすく作るのに、「中」はカオスでフリーダム。
生まれる結果は「未定」な所だと思った。
空間の作りもそう、訪れる人もそう、料理教室もそう。
プロジェクトの始まりもそうで、八戸市内でいらない家具を集める所から始めている。これは市民にとって協力しやすい。
大抵、こういう企画は、空き店舗に知らない人がいきなり居て、周りから訳がわからない状態に普通なるのに、この家具集めで、有る程度のコミニュケーションをとることができている。
また、特にすごいと思ったのは「中」の部分に美術の匂いをかなり排除していることかと。
空間が良い例なんだが、ほとんどペインティングなどをしてなかった。
そういうのがあることで、美術の雰囲気が好きな人は集まるが、そうでない人から敬遠されてしまう可能性がある。
あの棚の空間は、空間の配置や構成は考えられているけど、美術色を感じなかった。
中に入るとアングラな感じは漂うが、目的が見えない。
だから、何かモヤモヤした人には、何かしなくなると思う。

こういう目的のない空間が街の中にあることは、とても素晴らしいし、これこそパブリックなアートプロジェクトだと自分は思う。
この空間がこのまま後数年あれば、ここから新しい何かの文化が、きっと生まれていく。
何かをここで初めたり、体験した人が街に出ていき、何かを起こす可能性は高い。
それは、大都市では難しい、個人から生み出される文化となっていき、八戸の新しい価値になるかもしれない。
しかし、はっちが完成すると、このスペースは消えるらしい。
それが、ものすごく残念。
短期的で明確な結果を目指さないスペースは、長期的かつこのまま自由な感じで残る必要があると思う。
そうしてこそ、市民の間に生まれるドラマがあり、それはこれまでの祭りなどの文化からは生まれないものだろう。
出来るならば、「はっちと市民の関係づくり」という短期的な視点だけで終わらないことを強く願う。
ホテル山上
Midori Art Center (MAC) @ hotel YAMAGAMI
空間実験室
teco
はっち
八戸の棚 REMIX!!!!!!!!
アサダワタル
0 コメント:
コメントを投稿